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2025.07.14 コラム

Z世代とは?~世代の特徴を掴むことは有益なことである~

Z世代とは、1990年代後半から2010年代初頭に生まれたデジタルネイティブ世代で、ネットリテラシーが高く、グローバル感覚や多様性を尊重する傾向があります。今後の社会や経済を担う存在として注目されています。

(1)Z世代とは何か?

Z世代という言葉を耳にしたことはありませんか。Z世代とは、1990年代後半から2010年代初頭に生まれた世代のことを指しています。2025年時点では10代半ばから20代後半の年齢層に該当します。Z世代の特徴として、①デジタルネイティブである、②ネットリテラシーが高い、③グローバル感覚に優れている、④ダイバーシティを尊重する、⑤経済感覚としてコストパフォーマンスを重視する、といった点が挙げられます。Z世代では、高速インターネットが完成された社会に育ち、家にパソコンやスマホがあるのが当たり前の時代に育ってきました。情報収集、情報交換、勉強、買い物、中古品の売買などあらゆる行動をネットで行います。また、ネットリテラシーも高く、ネット詐欺やSNSでのプライバシー侵害、炎上問題など自分が被害者または加害者にならないよう行動することができます。さらに、ネットを通じた情報収集によって、世界各地のニュースに触れるとともに、外国人との交流にも積極的なため、グローバル感覚に優れ、ダイバーシティを尊重する傾向がみられます。経済感覚としては、ブランド志向ではなく、コストパフォーマンスを重視した消費行動をとっていると言えるのではないでしょうか。

(出所)マイナビ、メディア情報等を基にIFA Leading作成。

(2)何故、Z世代と言われるのか

それでは、何故、Z世代と言われるのでしょうか。アルファベットによる世代別呼称は、X世代からはじまり、アルファベット順にY世代、Z世代と名付けられたようです。Z世代は、Z世代のほかにもスマホ世代などと呼ばれることもあるようです。そもそもX世代とつけられた理由として、1991年出版のダグラス・クープランド(カナダ)著作「ジェネレーションX~加速された文化のための物語」が国際的に大ヒットしたことに起因すると言われています。作中の登場人物たちの世代を的確に捉えて書いたと評され、タイトルそのものが世代名として定着したというわけです。その後、Y世代、Z世代と命名されて今日に至っているのです。ちなみに、Z世代の次の世代はα世代(アルファ世代)と言われています。α世代とは、2010年代から2020年代に生まれた世代であり、2025年時点では、そのほとんどは15歳以下で学生生活を送っていることになります。α世代の特徴としては、親の大半がミレニアル世代(Y世代/ジェネレーションY)であり、物心ついたころからウィズコロナの生活が染みついている傾向がある、といったことが挙げられます。コロナ禍では、オンライン授業が主体であり、スポーツなどのクラブ活動なども制限されていました。ある意味、Z世代以上にデジタルネイティブであると言えるのではないでしょうか。

(3)わが国の世代別定義を整理すると…

ここで、わが国の世代別定義を整理してみたいと思います。まず、団塊の世代とは1947~1949年の第一次ベビーブームに生まれた世代であり、高度経済成長を支えてきた世代です。この世代は大学進学、就職において今では考えられないような過当競争を経験してきた世代であり、競争意識が強いという特徴があります。次にバブル世代とは、1965〜1969年ごろに生まれた世代の人たちのことです。いわゆるバブル期に、社会人としてバリバリ働いていた人たちのことです。バブルという好景気、そしてその終わりを経験している世代です。バブル期には、仕事帰りに飲み歩いて、深夜にはディスコに通い、ボーナスは毎回青天井で増え続けていました。しかし、バブル世代も60代を迎え、社会の第一線からは退く時期に差し掛かっています。

また、氷河期世代とは1970年代から1982年頃に生まれた世代であり、バブル崩壊後の就職氷河期に働き始めた世代です。就職時期は1990年代初頭から2000年頃にかけてであり、この当時の日本企業は業績悪化を背景に正社員の採用人数を極端に絞っていました。このため、氷河期世代は非正規社員或いはアルバイトによって生活を成り立たせなくてはなりませんでした。勿論、正社員として雇用された人もいたわけですが、社会全体としては、氷河期世代の老後問題は喫緊に取り組むべき大きな課題となっているのです。そして、ゆとり世代とは1987年から2004年頃に生まれた世代であり、2025年時点では20~30代であり、次の世代を担う世代となっています。ゆとり世代は、ワークライフバランスを重視し、個性を尊重する傾向があります。仕事よりも家族或いは自分の時間を大切にする傾向が強く、積極的に転職する人が増えているといった特徴があります。

(出所)メディア情報等を基にIFA Leading作成。

(4)Z世代のポテンシャル

最後にZ世代のポテンシャルについて考えてみましょう。2025年現在、日本のZ世代が全人口に占める割合は15%未満であり、ボリュームとしては小さいのですが、今後は結婚・子育て・住宅購入など数々のライフイベントを迎えることになります。Z世代は、好きなことにはお金を惜しまない傾向があることに加えて、人生の転換点を迎えて活発な消費活動を行っていくと考えられるため、消費者として注目されています。また、就労者としても今後の日本を支えていく世代であると言えます。人的資本ということがよく言われる昨今ですが、Z世代のポテンシャルは非常に高いとみられています。デジタルネイティブとしてグローバルで価値観や情報を共有していくZ世代は、地理的条件での常識ギャップがありません。また、高い生産性・効率性、充実した個性と志向、行動型の社会貢献・環境意識など、高い潜在力があると評価されています。こうしたZ世代の特徴的な価値観を理解したうえで、消費者として、就労者としてのZ世代の潜在力をうまく引き出していくことこそが、今後の企業戦略で重要となると思われます。

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